サーフィンのルールを覚える
サーフィンにも、他のスポーツと同じようにルールがあります。
ルールを知らないで海に入ってサーフィンすると、思わぬトラブルに発展することもありえます。
最低限、これから説明するルールだけは、覚えてください。
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ワンマン、ワンウェーブ
サーフィンのルールの中で、一番重要なことです。
1つの波には、1人しか乗ってはいけません。
他の人が、あなたより先にテイクオフしたら(しそうだったら)、その波に乗るのはあきらめましょう。
上の図のようなケースも、前乗りだと考えましょう。
既に波に乗っている人から見たら、危険だし、気になってしまってライディングに集中できませんからね。
初心者のうちは、波に乗って良いのか判断すること自体が難しいと思います。
そんな時は、自分以外に波を狙っている人がいたら、自分は乗らないようにする。のが一番確実です。
サーフポイントによっては、波の争奪戦が激しくて、波をゆずっていたらいつまでたっても波に乗れない。ところも多いと思います。
そういった場合は、そもそもサーフポイントの選び方が間違っている、と私は考えています。
もしくは、混雑する時間帯を避けて、早朝や夕方など、人が少ないときを狙ってサーフィンするものオススメです。
長い目で見た場合、激戦のサーフポイントでサーフィンするよりも、そういった少しの工夫をしてサーフィンをしたほうが、上達は早いと私は感じでいます。
夏の湘南などは、1つの波に20人ぐらいがアタックすることも少なくないですね。
そういう環境でサーフィンしていると、ついついルールを忘れがちになります。
ローカルの強い(地元のサーファーが多くいる)地域では、それは通用しません。
私は以前、前乗りばかりしていた初心者が、上級者に髪の毛をつかまれて、砂浜を引きずられていた光景を見たことがあります。
どうやら、前乗りした初心者のサーフボードに、上級者のサーフボードがぶつかって、サーフボードが傷ついてしまったようでした。
前乗りは、危険なんです。
引きずり回すのはやりすぎですが、ルールを守らないと、そういったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
サーフィンを楽しみたい人を脅したいわけではありません。
みなさんに、トラブルにあってほしくないだけです。
「前乗り」さえしなければ、サーフィンを安全に楽しむことができます。
ぜひ、守ってください。
サーフィンするポイントを調べる
全くサーフィンを知らない人が、いきなり道具を揃えて海に行く。
そんなことは、ほとんどないと思いますが、そういった場合は、あなたがサーフィンするポイントの情報を事前に調べておきましょう。
最低限、以下の3つはおさえておきましょう。
・初心者向けのポイントかどうか。
・リーフ(岩)などはないか。
・ローカルがキツイ場所かどうか。
海に入る前に、しばらく海を観察することで、大きなリーフがないかはわかります。
また、ローカルがキツイかどうかは、波が良い場所にたくさん人がいて、楽しそうに会話などしていればローカルだと思ってよいでしょう。
時には、海に入らない選択をする
波が大きすぎると感じた時には、海に入らない勇気も必要です。
特に、台風の前などは、いつもの海とは全く違った状況になります。
波のパワーが、格段に上がります。
自信があるのなら別ですが、不安が少しでもある場合は、やめておくのが得策です。
他の人の邪魔にならないこと
これは、ルールというよりも、マナーです。
サーフィン初心者の人(パドリングもままならない)は、他のサーファーの邪魔にならない場所で練習をしましょう。
どんな場所が邪魔にならないかは、自分が海に入る前に5分ほど海を見ていれば、何となくわかると思います。
長く波に乗っている上級者の、進路から外れた場所で練習しましょう。
そうすれば、他のサーファーと激突するようなことは避けられます。