クラゲよけローションの効果を検証してみた
サーファーの天敵は、冬の寒さとクラゲです。
冬の寒さは、厚手のウェットスーツで何とかなりますが、クラゲ対策には何があるでしょうか。
そこですぐに思いつくのが、夏でもフルスーツを着てサーフィンすること。
しかし、これでは暑すぎて耐えられない人が多いことでしょう。
そこで登場するのが、クラゲよけローションです。
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クラゲよけローションとは
クラゲ除けローションとは、その名の通り、クラゲから刺されないようにするために体に塗るローションのことです。
ここで勘違いする人が多いのですが、「クラゲ除け」とは言っていますが、クラゲが寄ってこなくなるわけではないということです。
実際の効果としては、「クラゲに触れられても、刺されない」ということのようです。
また、クラゲよけローションは日焼け止めの効果もプラスされている場合が多いようです。
このローションが開発された経緯は、以下の通りです。
クラゲと同じように触手を持っている生物として、イソギンチャクがあげられます。
このイソギンチャクに住んでいるクマノミという魚(ファインディングニモとして有名)はイソギンチャクに触れても刺されません!
それは、表面を覆う特殊な粘膜がイソギンチャクに仲間だと認識させ、刺胞が触れても毒が注入されないのです。
これにヒントを得て、クラゲに応用した商品が、クラゲ除けローションです。
だから、パッケージのデザインでサーファーとクラゲが仲良く寄り添っていたんですね。
なるほど、理屈はわかりましたが、実際の効果はどうなのでしょうか。
周囲の評判
クラゲよけローションの評判としてよく聞くのが、「塗っても効果がない」というものです。
私のサーファーの友人たちも、「そんなものは塗っても気休めにしかならない」と言っていました。
クラゲなんて、カツオノエボシに刺されなければ大丈夫。
サーファーならそれぐらい我慢するのが当たり前。
そんな意識のようでした。
評判では、やっぱりクラゲよけローションは効果が無いようですね。
やはり、自分で確かめてみるしかなさそうです。
実験結果
少量を塗った場合
クラゲよけローションを少量塗ってサーフィンしてみたのですが、これはほとんど効果が無いようです。
まず、少量というのがどの程度か、ということについて。
画像が無いので伝わりにくいと思うのですが、手のひらに出した直径が1センチぐらいです。
この状態で3~4回ほで、夏のクラゲがよく出るシーズンにサーフィンしてみましたが、やはりクラゲには刺されました。
もしかすると、刺されにくくなっていたのかもしれないけど、あまり効果は実感しませんでしたね。
大量に塗った場合
今度は、このように直径5センチぐらいまでクラゲよけローションを出して塗ってみました。
事前にサーフィンを1時間ほどやって、海にはクラゲがわんさかいることを確認しました。
実際、足を数か所クラゲに刺されました。
そして、この量を両足のひざ~足先にかけて塗りました。
足全体が薄い白い膜で覆われ、「塗ってる感」が半端ではありません。
真夏の暑い日によくいる、「顔が真っ白くなるほど日焼け止めを塗っているサーファー」状態です。
この時はロングスプリングでサーフィンしていたので、手には塗りませんでした。
その状態で、再び海へ戻り、1時間30分ほどサーフィンしてみました。
結果は・・・
1か所もクラゲに刺されませんでした!!!
大量に塗ると、クラゲよけローションは効果があるように感じました。
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あとがき
クラゲよけローションを大量に塗ると、クラゲに刺されにくくなる結果が得られました。
しかし、現在私はクラゲ除けローションを使っていません。
どうしてか。
塗るのが、面倒なんです。
しかも、けっこう値段が高いんです。
Amazonだと、1000円~2000円ぐらいする上に、大量に塗るとすぐに無くなってしまうんです。
そこで、私はクラゲが多い時期には、フルスーツを着ています。
これで、クラゲ対策はバッチリです。
ただし、ものすごく暑いです。
熱中症になる危険もありそうです。
でも、タダだし楽ちんです。
周囲のサーファーが裸や半袖でサーフィンしている中で、フルスーツは目立ちます。
ちょっと、ヘタレサーファー感が出てしまいます。
それでも私は、今日もフルスーツでサーフィンします。
みなさんも、クラゲ対策にはフルスーツでサーフィンしましょう!
そして一緒に、ヘタレサーファーの仲間入りをしましょう!
もっともっと真夏のフルスーツサーファーが増えれば、私がヘタレサーファーだと気づかれなくなるので(最低)。