サーフィンを始めたいけど、周りにサーフィンをやっている友達もいないし、始め方がわからない。
そんな、一人でもサーフィンを始めたいと思っている人に向けて、格安でサーフィンを始める方法を紹介していきます。
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サーフィンを始めるのにかかる費用(新品)
サーフィンを始めるのにかかる初期費用は、ざっくり計算すると次の通りです。
これは、例えば春~夏ごろからサーフィンを始める場合に、新品でサーフィン用具を買い揃えた場合です。
合計77,000円というのは、かなりの費用ですよね。
サーフィンを始めるのにかかる費用(中古)
サーフィンをこれから始める人なら、新品を買い揃える必要はありません。
中古をうまく利用すれば、格安でサーフィンを始めることができます。
青文字で書いた商品は、近所のリサイクルショップで中古を探して買うと想定したもの。
赤文字で書いた商品は、メルカリで中古を探して買うと想定したものです。
リーシュコードについては、中古ではなく新品を買ったほうが良いと思っているので(安全面から)、新品の値段です。
新品で道具を揃えた場合は、77,000円。
中古で道具を揃えた場合は、22,000円。
中古で揃えると、なんと「5,5000円」も節約できる計算になります。
リサイクルショップは宝の山
格安でサーフィンをする上で一番のポイントとなるのは、サーフボードとウェットスーツをいかに安く購入するかです。
そこでオススメしたいのが、近所のリサイクルショップを探してみることです。
リサイクルショップでサーフボードとウェットスーツを買うメリットはたくさんあります。
リサイクルショップでは、サーフボードやウェットスーツがとにかく値段が安いです。
実際、僕は6,000円ぐらいでノーブランドのサーフボードをリサイクルショップで買ったことがありますが、とても使いやすくて全く問題ありませんでした。
ウェットスーツに関しては、初心者のうちは「とにかく着れればいい」というレベルでよいと思うので、使い古しの5,000円ぐらいのウェットスーツでも十分だと個人的には思っています。
ちなみに、僕は今でもリサイクルショップで買った5,000円のウェットを着るときがあります。
12月~4月の海水が冷たい時期でなければ、それで十分です。
メルカリで道具を揃える
リサイクルショップで見つからなかった商品は、メルカリで揃えましょう。
メルカリで検索すれば、あなたが欲しいものはほとんど見つかると思います。
ただし、メルカリでサーフボードとウェットスーツを購入するときには、以下の点に注意してください。
実物を確認しなくても安心して買える商品なら、メルカリをどんどん使っていくとよいと思います。
例えば、ノーズガードをメルカリで買う場合を考えてみましょう。
メルカリでノーズガードを検索すると、新品だと2,000円ぐらいするノーズガードが、1,000円前後で売られています。
こんな形で、自分のほしい商品を検索して購入していきましょう。
メルカリのインストールは、こちらからできます。
メルカリのダウンロードはこちらからできます。
また、メルカリを初回起動したときに「招待コード」を入れると、メルカリで使えるポイントが300円分もらえます。
「コピー」ボタンをタップするとクリップボードに招待コードをコピーできます。
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サーフィン道具の説明
簡単に、サーフィンで使う道具の説明をしておきます。
サーフボード
これからサーフィンを始める人にとって、どんなサーフボードを買ったらいいかなんて、わからない人が多いと思います。
サーフボードを買う時には、サーフボードの以下の3つのサイズを確認してください。
(1)長さ
(2)幅
(3)厚さ
標準的な身長(165~175cm)と体重(55~65kg)の人の場合は、長さは185cm~195cmぐらい。
幅は48cm~50cmぐらい、厚さは6cm前後がよいと思います。
あくまでも参考なので、少しぐらいズレていても大丈夫です。
あと、一番大事なのがサーフボードの重心がズレていないかどうかの確認です。
新品を買う場合には不要ですが、中古のサーフボードを買うときには必ずチェックしてくださいね。
まずは、サーフボードを片手で持ちます。
そのとき、サーフボードが水平になった位置が、サーフボードの重心です。
上の写真の赤丸の部分が重心になります。
この重心は、ほぼサーフボードの真ん中になるはずですが、これがあまりにもおかしな位置だったら、そのサーフボードを買うのはやめておきましょう。
デッキパッド
デッキパッドは、サーフボードの下部についている上の写真の部分のことです。
デッキパッドを中古で買った場合は、裏面のシールをはがしてサーフボードに貼り付けることになります。
中古の場合は、もともとサーフボードに付いていることも多いです。
ノーズガード
ノーズガードは、サーフボードの先端に付けるプラスティックの部品です。
サーフィンを始めたばかりの人は、ノーズガードをつけることを強くオススメします。
サーフボードの先端は凶器のようなものなので、運が悪ければ先端が体に刺さることもあります。
サーフボードのコントロールができない初心者のうちは、ノーズガードを付けておきましょう。
ボードケース
サーフボードを入れるケースです。
ニット製のソフトケースと、固いハードケースの2種類があります。
上の写真は、ハードケースです。
サーフボードが中に入らないと意味がないので、購入するときにはサイズに注意しましょう。
リーシュコード
サーフボードと脚をつなぐコードです。
これをつけることで、海に出てからサーフボードがどこかに流れていくことはなくなります。
サーフィンをするときには、リーシュコードは絶対に必要です。
ただし、劣化したリーシュコードは切れることがあるので注意が必要です。
そういった意味でも、リーシュコードだけは新品を購入することをオススメします。
ウェットスーツ(フルスーツ)
夏だけサーフィンするなら水着だけでもいいですが、春や秋もサーフィンするならウェットスーツが必要です。
ウェットスーツにはいくつか種類がありますが、一番初めに持っておいたほうがよいのは「フルスーツ」です。
フルスーツは、長そで&長ズボンなので暖かく、5月~11月ぐらいまでならサーフィンが可能です。
真夏は暑いですが、日焼け対策やクラゲ対策にもなるので重宝します。
注意点としては、素材がゴムのフルスーツだと動きずらいので、布のようなジャージ素材のフルスーツを買うのがオススメです。
サーフィンを始める時期
サーフィンを始めるのに一番いい時期は、5月~6月です。
だんだんと気温も上昇してくるし、海水も少しずつ温かくなってきます。
使い古しのウェットスーツでも、なんとか我慢できるぐらいの水温になります。
さらに、サーフィンは上達するのに時間がかかるスポーツなので、夏から始めたのでは間に合いません。
せっかく道具をそろえたのに、上達する前に冬が来てしまいます。
5月~6月に始めれば、11月の末ぐらいまではサーフィンできます。
中古のサーフボードと、使い古しのウェットスーツで、約半年間もサーフィンが練習できます。
週に1回しかサーフィンできないとしても、1ヶ月に4回、6ヶ月で24回もサーフィンできます。
半年間、サーフィンを一生懸命練習すれば、テイクオフぐらいはできるようになります。
サーフィンを始める前に知っておくべき3つの注意点
サーフィンを始める前に、知っておくべき3つの注意点があります。
海は危険な場所
海は危険な場所です。
知識のないままに海で遊ぶと、死んでしまうこともあります。
サーフィン初心者のうちは、次の3つは守りましょう。
絶対に守るべきルール
サーフィンには、絶対に守るべきルールが1つあります。
「1つの波には、1人しか乗ってはいけない」
です。
ですが、これからサーフィンを始める人や初心者の人は、次の3つのルールを守ることをオススメします。
サーフィンをこれから始める人でも、サーフィン初心者でも、自分の周囲の状況を観察してください。
あなたは他のサーファーの邪魔になっていませんか?
常にこのことを意識して、練習しましょう。
また、ローカルという地元のサーファーがサーフポイントにいることもあります。
ローカルのサーファーは、見た目でなんとなく「威圧感」があるので、そんなサーファーがいたときにはリスペクトを忘れないようにしましょう。
弱肉強食の世界
サーフィンは、弱肉強食の世界です。
1つの波には1人しか乗れないというルールなので、より早く波に乗れた人だけがサーフィンできます。
これからサーフィンを始める人はわからないと思いますが、波が良い日というのは少ないです。
サーフィンがギリギリできるぐらいの、波が小さい日のほうがずっと多いです。
波が良い日には、上手なサーファーがサーフポイントに集まります。
そうなれば、サーフィンを始めたばかりの人や初心者は、上手な人に波をとられ続けます。
2時間も海に入っていたのに、1本も波に乗れないことなんて、普通にあります。
たとえば、サーフポイントにサーフィンを始めたばかりのあなたと、上手なサーファーの2人しかいなかったとします。
その上手なサーファーは、良い波は全て乗っていきます。
「1回ずつ交代で良い波に乗る」なんてことは、基本的に無いと思ってください。
良い波に乗りたいなら、あなたが上手になるしかないんです。
海に出たら、あなたがどれだけいいサーフボードをもっていようと、どこかの会社の社長だろうと、関係ありません。
「一番早く波に立った人が勝ち」
サーフィンは、そんな弱肉強食の世界です。
一人でサーフィンを始める方法
道具がそろえば、海に行くだけでサーフィンは始められます。
しかし、サーフィンをまだ1度もやったことのない人が、一人で海でサーフィンするのは無謀です。
一人でサーフィンをするには、次のような判断ができるようになってからのほうが安全です。
特に重要なのが、自分のレベルに合ったサーフポイントを知っているかどうかです。
でも、これからサーフィンを始める人が、自分のレベルに合ったサーフポイントがどこかなんて、わからないですよね。
そこでオススメしたいのが、サーフィンスクールに参加することです。
ではここから、一人でサーフィンをする場合に、どのようにしてサーフィンを上達させていったらよいのかを提案させていただきます。
ステップ1)サーフィンスクールに参加する
サーフィンスクールは、基本的に人が少なくてサーフィン初心者向けのサーフポイントで開催されます。
サーフィンスクールに参加すれば、自分が一人でもサーフィンができる場所を知ることができます。
しかも、サーフィンを体験できるよいチャンスでもあります。
でも、サーフィンスクールに参加するとサーフボードやウェットスーツを売りつけられそうで、心配だったりしませんか?
そんな不安がある人は、全国展開しているスポーツ量販店の「ムラサキスポーツ」が主催するサーフィンスクールに参加するのがおすすめです。
実は僕も、ムラサキスポーツが主催するサーフィンスクールに参加したことがあります。
そのときには、ムラサキスポーツの最寄りの駅に集合して、車に3人ぐらいで相乗りしてサーフポイントまで行きました。
サーフボードとウェットスーツはレンタルしてもらって、サーフィンスクールの参加料金はレンタル料込で3,000円でした。
特にサーフボードなどを売り込んでくることもなかったので、これからサーフィンを始める人にはとてもオススメです。
サーフショップが主催するサーフィンスクールと違って、ムラサキスポーツは全国展開している大型店なので、そのあたりのサービスや信用度は非常に高いと思いますよ。
ちなみに、2017年5月時点で、サーフィンスクールが実施されている店舗をざっくりと調べてみました。
東京
店舗名 | ムラサキスポーツ八王子店 |
営業時間 | 11時00分~20時30分 |
電話番号 | 042-645-1059 |
サーフィンスクール参加料金 | 不明 |
神奈川
店舗名 | ムラサキスポーツ茅ヶ崎南口店 |
営業時間 | 10時30分~20時00分 |
電話番号 | 0467-58-3601 |
サーフィンスクール参加料金 | 3,500円(ボード、ウェットレンタル込) |
千葉
店舗名 | THE SUNS 一宮店(ムラサキスポーツグループ店) |
営業時間 | 09時00分~19時00分 |
電話番号 | 0475-40-0011 |
サーフィンスクール参加料金 | 6,000円(ボード、ウェットレンタル込)
水着だけでOK! |
静岡
店舗名 | ムラサキスポーツ静岡パルコ店 |
営業時間 | 10時00分~20時00分 |
電話番号 | 054-653-0680 |
サーフィンスクール参加料金 | 3,000円(ボード、ウェットレンタル込)
【持ち物】 |
ちなみに、僕が参加したのはこの静岡パルコ店のサーフィンスクールです。
もっと詳しくムラサキスポーツの店舗情報が知りたい人は、下記のページをご覧ください。
ステップ2)その場所に通い続けてテイクオフをマスターする
サーフィンスクールに参加して、初心者向けのサーフポイントがわかったら、そのサーフポイントに一人で通いましょう。
あとはひたすら練習あるのみです。
まずは、パドリングの練習から始めましょう。
別の記事で、パドリングのやり方について説明しているので、やり方がわからない人はそちらを参考にしてみてください。
パドリングができるようになったら、次はテイクオフの練習をしましょう。
テイクオフというのは、サーフボードの上に立つ動作のことです。
別の記事で、テイクオフのやり方についても説明しているので、やり方がわからない人はそちらを参考にしてみてください。
ステップ3)初心者向けのサーフポイントを探す
テイクオフがある程度できるようになったら、他のサーフポイントも探してみましょう。
この段階であれば、サーフポイントを見てどれぐらいの難易度のサーフポイントなのか、なんとなく判断ができると思います。
次のステップとして「波を横に走る」のが目標になるので「ダンパー」の波ではなく、ある程度形のよい波でテイクオフする必要があります。
ダンパーというのは、このように波全体が一気に崩れてしまう波のことです。
わたしたちサーファーが追い求めているのは、きれいな形で崩れていく波です。例えば、こんな波です。
このような形の良い波を、うまく乗りついでいくのがサーフィンです。
あなたが今練習しているサーフポイントが、ある程度形のよい波がくるのなら問題ないのですが、小さくて形が悪い波しかこないのであれば、場所を変える必要があります。
今通っているサーフポイントの近くに、初心者向けのサーフポイントがあるかもしれないので、海沿いを車で走りながら調べたり、Googleなどを使って調べてみましょう。
よさそうなサーフポイントがあったら、実際にそのサーフポイントを訪れてみて、そこでサーフィンしているサーファーのレベルを確認してみましょう。
あなたのようなレベルの初心者が少しでもいれば、そのサーフポイントでサーフィンして問題ないと思います。
ただし、サーフポイントが河口にある場合はやめておきましょう。
離岸流という潮の流れが強い場所があり、それに流されると帰ってこられない場合があります。
ステップ4)横に行く練習をする
ある程度形の良い波で、横に行く練習をしましょう。
まずは、アップスなどのテクニックは意識しないで、単純に横に進むことだけを意識ましょう。
横に行くことができるようになると、サーフィンは3倍以上おもしろくなります。
こうなると、あなたはもう毎日でも海に通いたくなって、仕事なんて手につかないぐらいサーフィンの虜(とりこ)になりますよ!
別の記事で、横にのやり方について説明しているので、やり方がわからない人はそちらを参考にしてみてください。
ステップ5)アップスを練習する
横に進むことができるようになってきたら、横に走りながらスピードをつける練習をしましょう。
スピードをつけるにはいくつかテクニックがありますが、まずは一番簡単なアップスを練習しましょう。
アップスというのは、横に走りながら波を上下に移動し、その勢いを使って加速するテクニックです。
これができるようになると、サーフィンは10倍以上たのしくなります。
こうなってくると、あなたはもうサーフィンなしでは生きていけなくなりますよ!
別の記事で、アップスのやり方についても説明しているので、やり方がわからない人はそちらを参考にしてみてください。
一人でサーフィンをする自信がないあたなへ
もしも、あなたが全く泳げない人でない限り、心配はいりません。
一人でも、サーフィンはうまくなれるし、楽しめます。
僕の場合は、サーフィンを始めたばかりの一年間は、ずっと一人でサーフィンをしていました。
道具はムラサキスポーツで6万円ぐらいでそろえました。
始めた時期は、5月ぐらいでした。
最初は、サーフィンスクールで教えてもらった初心者用のサーポイントでテイクオフの練習をしました。
テイクオフができるようになるまで、毎週のようにサーフポイントに通って、テイクオフができるようになるまで3ヶ月かかりました。
冬になってもサーフィンがしたくて、セミドライ(とても暖かいウェットスーツ)を買ってサーフィンを続けました。
そして、サーフィンを初めて3年が経った頃、やっと波を横に走ることができるようになりました。
僕は、サーフィンのセンスはかなり無い人だと思います。
僕が波を横に進もうと必死に練習しているときに、自分よりも後からサーフィンを始めたようなビギナーが、あっという間に横に走れるようになっていきました。
そんなサーファーに、自分が初めにテイクオフした波に後から乗られて「オイ!」と前乗りを注意したくても、そのサーファーはグングンスピードをつけていきました。
反対に自分は失速し、自分のセンスの無さに泣きそうになったことも何度もありました。
そんなへっぽこサーファーだった僕でもできたんだから、きっとあなたもサーフィンがうまくなりますよ。
良い波に乗っているときの高揚感。
良い波に乗りながら、グングンスピードをつけているときの爽快感。
良い波に乗り終わった後の、すべてのことに感謝できるような満足感。
これを味わうことなく人生を終えるなんて、もったいない!!!
飛び出せ、海へ!!!