水中メガネでサーフィンはできるのか?
今回は、度が付いている水中メガネでサーフィンできるか?
という実験をやってみたいと思います。
度つき水中メガネとは
度付き水中メガネは、目が悪い人が水泳をする時に主に使われるようです。
スポーツ用品店で販売されていて、価格は1980円でした。
ちなみに、Amazonでも2000円前後で購入することができます。
度については、安いものだと固定(例えば-4.00のみとか)ですが、3000円ぐらいするような高価なものだと、度の種類がいくつか選べたりします。
私は、目が悪いのでサーフィンをするときには使い捨てのコンタクトをしています。
普段はメガネで生活しているので、サーフィンに行く時だけコンタクト。
毎回コンタクトを付けるのは面倒なので、もし、水中メガネをするだけでサーフィンができたら便利かもしれません。
そんなちょっとした思い付きを、実行に移してみました。
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いざ、海へ!
一番の問題は、恥ずかしいということ。
だって、水中メガネでサーフィンしている人なんて、見たことないですからね。
間違いなく、変人として奇異の目で見られることは確定しています。
というわけで、人の少ない、できれば誰もいない、朝一に実験をすることにしました。
時間は、朝の4時30分。
季節は夏ですが、まだうっすらと明るくなってきた、ぐらいの景色です。
今のところ、海には誰もいません。
波は、ひざ~ももぐらい。
コンディションはぜんぜん良くないので、運が良ければサーファーは誰もこないかも。
とにかく、誰もこないうちに実験を終了させたい!!!
その思いで、あっという間に着替えを完了させました。
ウェットを着て、リーシュコードを持って、ボードをかかえて、いざ出陣!!!
水中メガネは、海に入ってからつけることにしました。
水中メガネでサーフィンしてみた
さぁ、海に到着です。
ちょっと明るくなってきましたが、依然としてまだ誰もいません。
水中メガネを付けて、沖に出ます。
パドルは・・・問題なくできます。
あれ、意外といけるかも!?
次に、テイクオフに挑戦。
ももぐらいの波で、テイクオフしてみました。
ん?
サーフボードに立ったとたんに、バランスを失ってワイプアウト。
何だか、バランス感覚がうまく取れません。
もう一度、テイクオフに挑戦。
でもやっぱり、ボードに立とうとすると転んでしまいました。
水中メガネをかけていると、視野が狭くなるので、それが影響してバランスが取りずらくなるようです。
結論
目が悪い人が、度つきの水中メガネをかけたら、サーフィンできるのか。
結論 → できます。
パドリングは普通にできます。
しかし、視野が狭くなるのでテイクオフしてボードに立つとき、バランスを取るのが難しいです。
また、良い点としては、ドルフィン中に水中で目を開けられます。
コンタクトの時には1度も目を開けたことがなかったので、思っていたよりもきれいな水中を見れて感動しました。
海の中って、岩なんかがたくさんあって、面白いですよね。
というわけで、今後は水中メガネでサーフィンをすることにします。
うそです。
もう、二度とやりません。
だって・・・
変質者の予感
実は、私が水中メガネをつけてサーフィンをしていた時、だんだんと波が良くなってしまいました。
ひざ~ももだった波は、腰ぐらいにサイズアップしました。
しかも、ロングライドできそうな、きれいに割れる三角波。
私は悪い予感がしました。
ここにいると、危険かもしれない。
岸のほうを振り返ると・・・
元気が有り余っているような若者サーファーが、はずむようなパドリングでこちらに向かっています。
2人も。
その時、私の頭には水中メガネがしっかりと装着されていました。
ラインナップには、
若者、メガネ、若者。
きれいにはさまれた形となりました。
もっと早く気が付いていれば、なにげなく水中メガネを外すことができたのに。
もう、ガッツリとこの姿を見られたからには、恥ずかしすぎて、無理です。
逆に、「俺は、基本的に水中メガネでサーフィンをしているものですが、なにか」というスタンスを貫く他はありませんでした。
若者は、はるか水平線を見ながら良い波のウネリを探しているように見えます。
こちらを、ぜんぜん気にしていないように見えます。
でも、私は知っています。
横目で、私を何回も見て、「何だコイツは?」という顔をしているのを。
私の水中メガネは、サングラスのように黒くなっています。
ですので、前を向いているフリをしながら、横目で周囲を確認することができました。
私のとなりの二人の若者は、私を完全に変質者だと思ったことでしょう。
もしくは、今日からサーフィンをはじめた世間知らずな超初心者サーファーだと思ったことでしょう。
でも、私は違います。
上手ではないけれど、初心者サーファーではありません。
それを、この若者にわからせてやる!!!
そこで、私はこうしました。
「良さそうな波がきたところで、全力でパドルして、波に乗れなくて悔しい顔をしているサーファー」という演技を3回ほどかましたところで、「今日は調子が悪いから、早めにあがるか」という設定で海からあがりました。
・・・
海からあがって着替えを済ませ、うちに帰りました。
水中メガネは、倉庫の奥の方に大切にしまっておきました。
もう、二度と会うことはないでしょう。
・・・
みなさんくれぐれも、度つき水中メガネでサーフィンはしないでください。
もし仮に水中メガネでパドルアウトしちゃった時は、私のように演技をかましてから帰ってください。
自分を、守るために。