サーフィンでうまく横に滑れない原因と対策
サーフィン初心者にとって、波を横に滑るのは大きなハードルです。
そこで今回は、うまく横に滑れない人にありがちな原因を紹介し、対策を書いていきます。
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1.フェイスがない
初心者にありがちな原因が、テイクオフが完了して、いざ横に滑ろうとしたときには、もうフェイスがない。
というものがあります。
これは、テイクオフの動作が遅いために、波に置いていかれているのが原因です。
このパターンの場合には、まっすぐにテイクオフしている場合が多いと思います。
解決策として、③のように、サーフボードを斜めにしてテイクオフしてみてください。
そうすれば、波に置いていかれることが少なくなると思います。
2.ボトムまで下りきってしまっている
横方向にテイクオフしても、そのまま波のボトム下までおりきってしまうと、フェイスがなくなりそれ以上は横に行けなくなります。
解決策としては、ボトムに下り切る前にアップスンやボトムターンでパワーゾーンに戻ることです。
サーフィンは、パワーゾーンをキープしながら波に乗っていくスポーツだと認識してください。
パワーゾーンというのは、上の図の赤丸の部分のことです。
波がブレイクしている場所に一番近い、フェイスが張っている部分です。
パワーゾーンをキープするには、アップスンやパンピングといったテクニックを使ってください。
サーフィンが上手かどうかは、パワーゾーンのキープが上手かどうかにかかっています。
3.波が悪い
極端な話し、波が悪いと横に行くことはできません。
フェイスが張っていないような、ダンパーの波では横にいけません。
ダンパー波とは、こんな波のことです。
このように、一気に全体が崩れてしまうと、テイクオフはできても横には行けません。
4.行く方向が悪い
例えば、上の画像の左側でサーファーが横に走っています。
このサーファーが、仮に赤丸の部分にむかって走っていくことは可能でしょうか。
無理です。
波を横に走るには、赤丸のような波がブレイクしてくる部分を予測し、そこは避けながら進んでいく必要があります。
ですので、波がどんなふうに崩れるのかを予測する力が必要です。
では、どうしたらよいのか。
沖に出る前に、5分でいいので海を観察しましょう。
今日は、どんな波の崩れ方なのか。
ダンパーぎみなのか、レギュラー方向が多いのか。
あなたが海に入る1ラウンドの間に、波が大きく変わることは少ないです。
たったの5分のことですが、とても重要です。
上手なサーファーは、海に入る前にストレッチなんかをしながら、ゆっくりと海を観察したりしています。
そのクセをつけておくとよいと思います。