動画でパドリングのイメトレをしよう
パドリングを制するものは、サーフィンを制す
そんな言葉が、あったような、なかったような。
パドリングは、サーフィンのテクニックの中で、一番重要だと思っています。
まずは、お手本となる動画をご覧ください。
すごく、わかりやすいですよね。
この動画を基本として、私なりの補足を加えていきたいと思います。
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水中に腕を入れる位置
動画の1分47秒で解説されていますが、水中に手を入れる時の角度は、時計の10時と2時の方向にしましょう。
初心者の中に、パドリングを水泳のクロールのように行っている人がいますが、それは効率の悪いやり方です。
クロールのように腕を前に出すのではなく、斜め前に出しましょう。
テンポとスピード
動画の3分37秒ぐらいから、動画のサーファー(ニコリンさん)が、パドリングをしばらくやってくれます。
試しに、動画を見ながら、テンポとスピードをニコリンさんに合わせて、一緒にパドリングしてみてください。
どのように感じましたか?
私は、自分と比べてパドリングのテンポが速いと感じました。
また、水中でかいている時間が思ったよりも短かったようにも思いました。
初心者の人は、このパドリングのテンポやスピードを意識して、実際に海に行ったら同じようにパドリングしてみてください。
きっと、上達が早いはずです
パドリングのコツ
効率よくパドリングするには、いくつかコツがあります。
それを紹介します。
サーフボードに乗る位置
サーフボードに乗る位置は、おへそがサーフボードの中心の上になるようにします。
バランスは、お腹と両ももの3点でとるようにします。
どれぐらい胸を反るか
パドリングするときには、かなり胸を反ります。
私の場合は、サーフボードからアゴまでの距離は「20センチ」でした。
初心者がこれぐらい胸を反ると、「え?こんな疲れる体制を続けるの?」という印象を受けるかもしれません。
でも、これぐらい胸を反らないと、サーフボードが安定しません。
正確には、パドリングしても効率よくスピードが出ません。
ぜひ、この体制を初心者のうちにクセにして、慣れてください。
パドリングの軌道
良い例
パドリングの時の腕の動かし方(軌道)を、上の図のようにすると、効率がいいです。
海中に入れた腕を、自分のお腹に向かって引き寄せ、腰の辺りからぬく感じです。
悪い例
一方、こちらは効率の悪いパドリングの軌道です。
初心者にありがちな腕の動きです。
サーフボードのレールに沿ってパドリングするので、一見すると効率がよさそうですが、実はあまり効率はよくありません。
間違いではありませんが、上で説明した一度自分のお腹に引き寄せる形のパドリングをしましょう。
手のひらを少し開く
パドリングするときは、てのひらをつぼめるのではなく、少し開きましょう。
つぼめて指と指の隙間を開けたほうが、水をたくさんすくえて効率のよいパドリングができるような気がしますが、実際には違うそうです。
5ミリほど間隔をあけてパドリングするようにしましょう。