今回レビューする動画は海外のものです。
私は英語がわからないので、ちゃんとしたレビューができるかわかりませんが、良い動画だったので紹介させていただきます。
ケリーのパドリングに学ぶ
レビュー対象の動画は「ケリースレーターのパドリングに学ぶ」というタイトルです。
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動画の内容をザックリ説明すると・・・
・誰もが認めるサーフィン界のトップサーファー、ケリースレーターのパドリングを分析した動画
・ケリーのパドリングの特徴は以下の3つ
1.頭がブレていない
2.入水する時に、肘が高くキープされている
3.わずかにボードを傾けながらパドルしている
ということのようです。
動画はこちらです。
レビュー結果
ケリースレーターから学ぶことは多い
ケリースレーターのパドリングが科学的に分析されていて、非常に参考になりました。
日本の動画では、プロのパドリングを詳細に解析したものは無いと思うので、とても刺激になりました。
しかも、明日にでも実践できるような簡単なテクニックばかりが紹介されていたのも、グッドポイントです。
ただ残念なのが、動画が英語で製作されているので、内容を細かく把握できないこと。
英語が得意な人は、是非とも翻訳した動画をアップしてほしいです!
では、私なりにこの動画を見て、自身のパドリングに生かしたいと思ったポイントを紹介します。
明日にでもマネできる、ケリースレーターのパドリング
その1.頭をゆらさないこと
パドリング中に頭が左右にゆれてしまうと、以下の図のようにサーフボードに横方向の力が働いてしまいます。
これは、パドリングのスピードを落とす原因になります。
理想としては、下の図のように、頭を左右にゆらさず一定にします。
そうすることで、サーフボードの進行方向に伸びる直線上に力が集中し、無駄に力が失われるのを防げます。
その2.ひじを高くする
動画では、パドリングで前方に手を入水させるとき、ひじを高くした状態にしましょう。
と説明していました。
そうすることによって、水中に手を入れた後すぐに、肩~指先の角度が垂直に近くなるので、パドリングでスピードがつきやすくなるようです。
一方、ひじを低くしてパドルしてしまうと、水中に手を入れた後の状態が
浅い角度になってしまうので、スピードがつきにくいようです。
理屈は何となくわかるけど「ひじを高くする」ってどういうこと!?
と、私を含めて、感じている人が多いと思います。
これに関しては、私は
「パドルで水中に手を入れる時は、手首を返して親指から入れる」
という風に解釈しました。
そうすることで、自然にひじは高くなるし、伸ばした腕は水中に入った後ですぐに垂直になります。
こんな感じですね。
ただし、ケリーの場合は、手を水平にしてパドリングしている気がするので、ちょっと違った解釈なのかもしれませんが(汗)
3.わずかにロールさせる?
動画の中では、パドリング中にわずかにボードをロール(回転)することで、以下の3つの効果があるとしています。
1.リカバリー(水中から手をぬいて前方に伸ばす動作)がスムーズになる
2.前に腕を伸ばす時に、水面に手がひっかかることを予防する
3.パドリングのスピードアップにつながる
一般的には、パドリング中にサーフボードをロール(傾ける)ことはよくないとされています。
その理由は、サーフボードがななめになることで、抵抗が生まれてスピードダウンにつながるからです。
しかし、この動画ではわずかにボードを傾けながらパドリングすると、逆にスピードが出るとしています。
実際にケリースレーターのパドリングを確認すると、あまりボードを傾けながらパドリングしているようには見えません。
ですので、「ボードをわずかに傾けながらパドリングするとスピードが上がる」というのは、信じ難いと私は思いました。