今回は、私が気になったサーフィン動画のレビューをしていきます。
サーフィン初心者の代表として、初心者目線で感想を書いていきます。
パドリングが辛くなる原因
レビュー対象の動画は「パドリングが辛くなる原因」というタイトル。
パドリングといえば、サーフィンの中で基本中の基本にして、最も大切なテクニックですよね。
そのパドリングに、新しい角度から意見を述べている動画です。
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まずは、ザックリと動画で述べていることをザックリ書くと・・・
・これまで教えられてきたパドリングの常識は、全て間違っている
・両足をそろえる ⇒ ダメ。
・背中を反る ⇒ ダメ。
そんな姿勢でパドリングすると、ノーズが上がって抵抗を受けてしまい、スピードが出ない。疲れる。⇒ 正しいパドリングの姿勢は、足を少し開くこと。そうすることで、体全体の力がぬけて、疲れないパドルができるようになる。
ということでした。
実際の動画は、こちらです。
全部で2つ動画があって、1つ目がこちら。
2つ目がこちらです。
ふむふむ、なるほど。
とても説得力があるし、もしも足を開いたほうが疲れにくくて、効率のよいパドリングができるなら、今日にでもマネしたいですよね。
では、レビューしてみましょう。
レビュー結果
やっぱり足は閉じたほうがよいと思う
個人的には、足を開いてパドリングするのはオススメできません。
その理由は、スピードが出ないから。
足を開いてしまうと、どうしてもつま先のあたりが水面に接触してしまいます。
そうすると、その部分が抵抗を受けてしまって、せっかくパドリングしてもブレーキをかけてしまう形になります。
さらに、パドリングでは上の図のように、頭から足先にかけて伸びる青い線をブレさせないことが重要です。
この状態をキープしてパドルするのが、一番効率がよいとされています。
足を開いてしまうと、この青い線をキープするのが難しくなります。
足を開くことは、「サーフボードに腹ばいになって乗る」という面では、バランスが取りやすいのでメリットがありますが、「効率のよいパドリングをする」という面では、失速につながりやすいデメリットがあると言えそうです。
今度海に行ったら、あなたが上手だと思うサーファーのパドリングを観察してみてください。
みんな、足を閉じて、背中を反っているはずです。
世界的に有名なプロサーファーはどうでしょうか。
ケリースレーターや、ミックファニングは?
胸を反り、両足は閉じてますよね。
それは、背中を反って、両足を閉じた状態が、効率の良いパドリングをするために、一番良い姿勢だと知っているからです。
この「効率の良さ」とは、「疲れない」「辛くない」ということではありません。
「スピードをつける」ということです。
以上の理由から、パドリングは両足を閉じて、背中を反るのが正解だと私は感じました。
初心者にはオススメできる面もある
サーフィンをはじめたばかりの初心者にとって、慣れないパドリングをするのは苦痛です。
疲れるし、ぜんぜん前に進まないし、両足をそろえて背中を反る姿勢は疲れます。
そこで挫折してしまうサーファーも、多いと聞いたことがあります。
であれば、バランスの取りやすい足を開いた状態でパドリングをしてみて、感覚をつかんでみるのは非常に効果的だと思います。
何より、パドリングに慣れるのが最優先ですから。
しばらくその状態でサーフィンしてみて、慣れてきたら両足を閉じて背中を反るスタイルに切り替えればよいと思います。
もちろん、両足を開いた状態のほうが性に合うのであれば、そのまま続ければよいと思います。
ただし、その状態で何か壁にぶつかった時、例えば「テイクオフしようとしても波に置いていかれる」というようなことがあった場合、パドリングの姿勢を本来の形に変えてみてください。
パドリングのスピードが上がって、壁を越えることができるかもしれません。