今回は、サーフィン初心者向けの動画のレビューをしていきます。
ビギナーズバイブル ライディング編
レビュー対象の動画は「サーフィン ビギナーズバイブル ライディング編」というタイトルです。
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動画の内容をザックリ説明すると・・・
(1)横に走る動作の基本
(2)アップス&ダウンズのやり方
(3)ボトムターンのやり方
(4)トップターンのやり方
(5)ローラーコースターのやり方
(6)プルアウトのやり方
サーフィンで横に走る方法や、関連するテクニックについて解説しています。
動画はこちらです。
レビュー結果
アップス&ダウンズの説明がわかりやすい
動画中に、
「トップに向かう時は、ボードを蹴った反動で波のトップに飛び乗るようなイメージで行うとよいでしょう」
という表現があり、個人的にはとても共感できました。
サイズが胸~肩のような大きな波の場合は、このような表現は伝わりにくいと思うのですが、普段はヒザ~腰ぐらいの小波でサーフィンしている私からすると、トップに向かうの感覚は「ターン」ではなく「飛び乗る」という表現がしっくりきました。
おそらく、小波でサーフィンすることの多い初心者にとっても、そのほうが伝わりやすいと思いました。
また、アップスの動作を腕を回してアシストする方法を、スローモーションで説明していたのもよかったと思います。
アップスは、スピードをつけるための重要なテクニックであり、サーフィン初心者がはじめに目標とするテクニックです。
この動画を参考にすれば、ぐんぐんスピードがつくアップスを習得するためのよい参考になると思いました。
横に走る方法
一方、ちょっと残念だった部分もあります。
それは、波を横に走る方法が、ボトムターンを起点とした方法しか紹介されていなかったことです。
動画中にあったのは「行きたい方向に視線をむければ、自然とボードがその方向に進んで行く」という、ありがちな解説でした。
動画中の絵を使って、横に走る説明をすると・・・
テイクオフしたら、視線を走る方向に向けて、
視線のリードで、ボトムターンをする。
という解説でした。
たぶん、横に走れなくて困っているサーフィン初心者の人は、このイメージは既に持っているのではないでしょうか。
たぶん、行きたい方向に視線を向けても、横に行きたい気持ちとは裏腹に、やっぱりボードはまっすぐに進んでしまうのではないでしょうか。
もしそうだとすると、解決するのは簡単です。
はじめから「横に向かって」テイクオフすればいいんです。
テイクオフしようとパドリングしている時から、ボードを横方向に滑らせておいて、そのまま横にテイクオフすればいいんです。
横方向にテイクオフするのは少し難しいですが、まっすぐにテイクオフしてボトムターンをするよりは間違いなく簡単です。
さらに、サーフィン初心者の場合、波が小さい(サイズが腰より小さい)と、横に滑らせながらテイクオフしないと横には行けません。
初心者の場合には、ボードを横に滑らせてからテイクオフする方法をまず覚えて、横に走る感覚をつかみましょう。
その後で、ボトムターンで横に行く方法を練習するのがよいと思います。